【Day6】Python入門 2.4:タプルとセット

目次

要約

本日は、Pythonで以下を学びました。

ディクショナリの特徴・定義

ディクショナリはそれぞれの要素に対してキー(key)と呼ばれる見出し情報を付けることができる

ディクショナリの定義、要素参照・追加・変更・削除・合計

#ディクショナリの定義、要素を参照・追加・変更・削除・合計していきます
scores = {'network' :60 , 'database' :80 , 'security' :50} #定義
scores['programing'] = 65 #追加
scores['test'] = 100 #追加
scores['security'] = 55 #変更
del scores['test'] #削除
print(sum(scores.values())) #合計、参照

はじめに

前回は「ディクショナリ」について学びました。

​今回は、タプルとセットについて学習します。


タプル

タプルの特徴

タプル(touple)とは、リストとほぼ同じ特徴を持つコンテナです

ただし、「要素の追加、変更、削除ができない」性質を持っています。

概ね「中身が変更できないリスト」と考えて差し支えありません。

タプルの定義

変数 = (値1 , 値2 , 値3 , ・・・)

※要素の追加、変更、削除はできない。

タプルはリストと違い、()(丸カッコ)で定義します

リストと同様に、各要素には0から始まる添え字が自動で設定されていますが、定義後に要素を変更したり、

追加したり、削除したりすることはできません。

「データを変更できない」という不便さは、データが書き換えられないことを保証できるメリットと表裏一体です。

リストとタプルの使いどころ

・書き換える可能性のある複数のデータを単にまとめて管理したい場合は、リストを使う。

・書き換える可能性のない複数のデータを単にまとめて管理したい場合は、タプルを使う。

リストとタプルは、シーケンス(sequence)と総称されることもあります。

シーケンスに対してはsum関数・len関数などが共通して使えるほか、スライスを使って部分シーケンスを取り出したり、+演算子を使ってシーケンス同士を連結したりすることもできます。

大量のデータを扱う場面においてタプルは重宝しそうですね!


セット

セットの特徴

セット(set)もリストと似たコンテナですが、次の4つの点でリストと異なります

①重複した値を格納できない

②添え字やキーの概念がなく、特定の要素に対して代入・参照する方法が存在しない。

③添え字がないため、要素は順序を持たない。

④append関数ではなくadd関数で要素を追加する。

セットは順序を持たず、その要素は重複しないため、「種類」の管理に向いている。

セットの定義

変数 = {値1 , 値2 , ・・・}

※重複する値は取り除かれる。

例文を使って、セットの特徴を確認していきましょう。

#セットを使ってみます
scores = {70, 80, 55 ,80}
scores.add(80)
print(scores)
print(f'要素数は{len(scores)}')
print(f'合計数は{sum(scores)}')

重複データは挿入されず、セットの要素には順序がないことがprintで確認できました。

セットは特定の場面で重宝されそうですね!


まとめ

本日は、Pythonで以下を学びました。

タプルの特徴・定義 

リストと違い、「要素の追加、変更、削除ができない」性質を持っている

タプルの定義:変数 = (値1 , 値2 , 値3 , ・・・)

セットの特徴・定義 

リストと違い、添え字やキーの概念がなく、要素は順序を持たない

また、重複した値を格納できない

セットの定義:変数 = {値1 , 値2 , ・・・}

次回は「コンテナの応用」を扱っていきます。


カッコの種類を間違えると結果に大きく響きそうですね!

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