【Day7】Python入門 3.3:条件式

目次

要約

本日は、Pythonで以下を学びました。

比較演算子

演算子意味
==左辺と右辺は等しい
!=左辺と右辺は等しくない
>左辺は右辺より大きい
<左辺は右辺より小さい
>=左辺は右辺より大きいか等しい
<=左辺は右辺より小さいか等しい

比較演算子の条件式が成立したらTrue、不成立ならFalse真偽値(bool型)を返す。

論理演算子

演算子意味
andかつ
orまたは
notでなければ(否定)

論理演算子で複数の条件を組み合わせた条件式も作ることができる


はじめに

前回はプログラムの流れ条件分岐の基本構造について学びました。

​今回は、条件式について学習します。


条件式

比較演算子

条件式を作るには、== や >= などの比較演算子(または関係演算子)を使います。

比較演算子には以下のような種類があります。

演算子意味
==左辺と右辺は等しい
!=左辺と右辺は等しくない
>左辺は右辺より大きい
<左辺は右辺より小さい
>=左辺は右辺より大きいか等しい
<=左辺は右辺より小さいか等しい

特に、等しいことを表現する比較演算子は、イコール記号を2つ記述する== であることに注意してください。

誤ってイコール記号を1つしか書かないと構文エラー(SyntaxError)が発生します。

ほとんど数学と同じ感じですね!


in 演算子

in 演算子は、右辺に左辺の値が含まれているかを判定する比較演算子です

in 演算子の右辺には、コンテナを使用することもできます

これを利用して、右辺にディクショナリを指定すると、そのディクショナリの中で指定したキーが使用されているかをチェックできます

すでに登録されているディクショナリの要素を変更されたくない場合には、

あらかじめin 演算子による入力チェックを行うと、要素の不用意な変更を防ぐことができます

ディクショナリのキーの存在を調べる

キー in ディクショナリ

※キーがディクショナリに存在する場合は条件成立、存在しない場合は条件不成立となる。

例文を使って、ディクショナリとin 演算子を組み合わせていきましょう。

#ディクショナリのキーをチェックしてみましょう
scores = {'network': 60, 'database': 80, 'security': 50}
key = input('追加する科目名を入力してください>>')
if key in scores:
    print('もうすでに登録済みです')
else:
    data = int(input('得点を入力してください>>'))
    scores[key] = data #(変数名[キー] = 値)はディクショナリの追加方法!
print(scores)

in 演算子でディクショナリのキーの存在を確認できました!
ただ、今のところ完全一致になっているので、頭文字変えるだけで重複登録できちゃいますね・・・。


真偽値

比較演算子を用いた条件式の場合、条件が成立したらTrue成立しなければFalseに置き換わります。

TrueとFalseは真偽値といい、bool型のデータになります

if文は、条件式が成立(True)ならばifブロックを、不成立(Fales)ならばelseブロック実行する文と捉えることができる

if 条件式:
 条件が成立したとき(True)の処理(ifブロック)

else :
 条件が成立しなかったとき(Fales)の処理(elseブロック)

比較演算子を用いた条件式の値は真偽値でbool型!
if文と似た性質がありますね!


論理演算子

複数の条件を組み合わせた条件式も作ることができます。

2つ以上の条件を組み合わせるには、論理演算子を使用します

演算子意味
andかつ
orまたは
notでなければ(否定)

if not 条件式:とすると、もし条件式が成立しなければという条件式を作ることができます

例文を使って、論理演算子を使ってみましょう。

#論理演算子を使ってみましょう
scores = {'network': 60, 'database': 80, 'security': 50}
if scores['network' and 'database' and 'security'] < 60:
    print('再試験を受けてください')
else:
    print('テストは合格です!')

条件式を使い分けることであらゆる想定ができるようになりました!


まとめ

本日は、Pythonで以下を学びました。

比較演算子

演算子意味
==左辺と右辺は等しい
!=左辺と右辺は等しくない
>左辺は右辺より大きい
<左辺は右辺より小さい
>=左辺は右辺より大きいか等しい
<=左辺は右辺より小さいか等しい

比較演算子の条件式が成立したらTrue、不成立ならFalse真偽値(bool型)を返す。

論理演算子

演算子意味
andかつ
orまたは
notでなければ(否定)

論理演算子で複数の条件を組み合わせた条件式も作ることができる

次回は「分岐構文のバリエーション」を扱っていきます。


比較演算子と論理演算子を組み合わせたif文を作ることで、色んなことができそうです!

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